仕組み
AIモデルは、CloudWatchダッシュボードがすでに使っている形式でウィジェットを作成します。そのため、CloudPeekはほかのダッシュボードウィジェットと同じようにクエリして描画でき、ダッシュボードに貼り付けることもできます。
- モデルがメトリクスを調べます。アカウント内のメトリクスを一覧表示し(CloudWatchの
ListMetrics)、実際の名前空間、メトリクス、ディメンション、リソースの名前を使います。 - モデルがウィジェットを作成し、CloudPeekが確認します。CloudPeekがアカウントからウィジェットのデータを読み込みます。クエリが失敗したり何も見つからなかったりした場合は、その理由がモデルに伝えられ、モデルが再試行します。モデルへのリクエストは合計で最大8回です。
- あなたが確認します。プレビューに、すべてのサイズでの表示と、モデルからのメモ(ある場合)が表示されます。必要に応じて名前を変更したり、別のリージョンで表示したりしてから、追加します。
追加したAIウィジェットは、ほかのウィジェットと同じように、モデルを使わずに更新されます。
ウィジェットを生成する
- ウィジェットタブでウィジェットを作成をタップし、アカウントを選んで(1つだけの場合は選択済みです)、AI生成を選びます。
- ウィジェットを説明に、表示したい内容を500文字以内で入力します。または、試してみるの下にある例をタップします。例は、アカウントにメトリクスがあるサービス向けのもので、CloudPeekがそれを確認すると表示されます(プリセットと同じ仕組みです)。
- 生成をタップします。CloudPeekが、AWS/Lambdaのメトリクスを確認中…や「…」が読み込めるか確認中…のように処理の状況を表示します。停止でキャンセルできます。
- プレビューを確認し、必要に応じてタイトルやリージョンを変更して、ウィジェットを追加をタップします。
モデルはアカウントのデフォルトリージョンでメトリクスを探し、作成したウィジェットは、別のリージョンを指定していない限りそのリージョンを表示します。リソースが別のリージョンにある場合は、プレビューのリージョンでそのリージョンを選ぶと、ウィジェットのデータがそこから読み込まれます。メトリクスごとにリージョンを指定しているウィジェットでは、リージョンは選べません。ウィジェットは追加されたときのリージョンを使い続け、その下にリージョン名が表示されます。
モデルが作成した各ウィジェットには、「ウィジェット」タブと、ホーム画面ウィジェットから開いたウィジェットの詳細画面で、タイトルの横にAIバッジが表示されます。
編集した説明からAIウィジェットを作成し直すには、その他メニュー(⋯)またはウィジェットの詳細画面から説明を編集を選ぶか、編集を選んで説明の下にある説明を編集をタップします。ウィジェットを作成が説明の画面で開きます。説明を変更して生成をもう一度タップし、ウィジェットを更新をタップすると、ウィジェットが同じ位置のまま置き換えられるので、そのウィジェットを表示しているホーム画面ウィジェットはそのまま使えます。変更点だけを説明したい場合は、代わりにAIで変更を使います(ウィジェットを変更するを参照)。編集で保存すると、作成された内容はそのままで、タイトル、リージョン、時間範囲だけが変わります(ウィジェットの編集を参照)。
Anthropic APIを使う場合、最初に生成をタップすると、まずAnthropicと共有しますか?と確認されます。モデルが参照する情報を参照してください。Amazon Bedrockはあなた自身のAWSアカウントで実行されるため、確認はありません。
ウィジェットを変更する
「ウィジェット」タブのグラフや数値は、プリセット、ダッシュボードウィジェット、AIウィジェットのどれでも、変更内容を説明するだけで変更できます。「1つの数値にして」「checkoutの関数だけ」「過去7日間を表示して」「1秒あたりではなく1分あたりにして」などです。モデルには、設定したタイトル、リージョン、時間範囲を含む現在のウィジェットが渡され、変更に関係しない部分はそのまま残ります。
- ウィジェットタブでウィジェットの下にあるその他ボタン(⋯)をタップするか、ウィジェットの詳細画面を開きます。
- AIで変更を選びます。上部に現在のウィジェットが表示されます。
- 変更内容を説明に、変更したい内容を500文字以内で入力します。または、試してみるの下にある例をタップします。
- 生成をタップします。ウィジェットを生成するときと同じように、CloudPeekが処理の状況を表示します。停止でキャンセルできます。
- プレビューを確認し、必要に応じてタイトルやリージョンを変更します。
- 両方のウィジェットを残すには新しいウィジェットとして追加を、変更したウィジェットを元のウィジェットの位置に置くには置き換えるをタップします。
結果:変更したウィジェットがAIバッジ付きで「ウィジェット」タブに表示されます。新しいウィジェットとして追加では、一番下に追加され、元のウィジェットはそのまま残ります。置き換えるでは、元のウィジェットの位置に置かれ、元のウィジェットを表示していたホーム画面ウィジェット(iPhoneとiPadではロック画面ウィジェットも)に、変更後のウィジェットが表示されます。
- この方法で置き換えたダッシュボードウィジェットはダッシュボードの変更に追従しなくなり、プリセットはCloudPeekがプリセットを更新しても変わらなくなります。どちらもAIウィジェットになります。選ぶ前に、プレビューにその旨が表示されます。
- 元のウィジェットに設定した警告レベルとアラームレベルは、モデルに送られません。プレビューでは、表示できる場合、レベルにそれらが最初から設定されています。変更によって単位が変わる場合(1秒あたりから1分あたりへなど)は確認してください(警告レベルとアラームレベルを参照)。
- 変更したウィジェットの説明(編集内)には、元のウィジェットの内容(AIウィジェットの説明、またはほかのウィジェットのタイトル)に続けて「変更:」とあなたの変更内容が入ります。そのため、説明を編集でそこから作成し直せます。
- モデルはメトリクスのウィジェットしか作成しないため、アラームリストとテキストのウィジェットにはAIで変更がありません。AWSアカウントがCloudPeekに追加されていないウィジェットにもありません。
- 費用はウィジェットの生成と同じで、送信される内容はモデルが参照する情報に記載のとおりです。Anthropic APIでは、同じように最初にAnthropicと共有しますか?と確認されます。
説明のしかた
- サービスとメトリクスを指定します:「関数は大丈夫?」より「過去1日の各Lambda関数のエラー」のほうがうまくいきます。
- 表示方法を指定します(こだわりがある場合):「EC2の平均CPUをゲージで」「…を表で」「…を数値で」。メトリクスごとではなく1日ごとや1時間ごとの表にしたい場合は、そう伝えます:「過去7日間の支出の表、1日1行」。
- 時間範囲を指定します(過去3時間以外の場合):「今週のDynamoDBの読み込みと書き込みのスロットリング」。
- リソース名を指定して絞り込みます:「checkout APIのp99レイテンシー」。
モデルが作成するのはメトリクスのウィジェットです。折れ線グラフ、積み上げ面グラフ、棒グラフ、円グラフ、数値、ゲージ、表で、必要に応じてメトリクス数式やSEARCHを使います。アラームリストやテキストのウィジェットは作成しません。アラームにはアラームのプリセットかダッシュボードを使ってください。
モデルの実行場所を選ぶ
CloudPeekの設定のAIウィジェットで、サービスを選びます:
| サービス | モデル | 請求先 | 必要なもの |
|---|---|---|---|
| Amazon Bedrock(デフォルト) | Kimi K2.5(Moonshot AI) | ウィジェットの対象のAWSアカウント。リクエストは、デバイス上でそのアカウントのサインインを使って署名されます。 | bedrock:InvokeModel(CloudPeekのポリシーに含まれています)。Bedrockで有効化や申し込みをする必要はありません。 |
| Anthropic API | モデルで選択:Claude Sonnet 5.5(デフォルト)、Claude Opus 5.5、Claude Haiku 5.5 | あなたのAnthropicアカウント | Anthropic APIキー:APIキーに貼り付けてAPIキーを保存をタップします。追加のAWSアクセス許可は不要です。 |
- Claude Sonnet 5.5は、CloudWatchのメトリクス数式や
SEARCHの構文を確実に扱え、スマートフォンで待てる程度に高速です。Claude Opus 5.5は最も高性能で、料金は約2倍です。Claude Haiku 5.5は最も高速で安価です。 - Anthropic APIキーはこのデバイスに保存され(iOSではiOSキーチェーン、AndroidではAndroid Keystoreの鍵で暗号化)、Anthropicにのみ送信されます。APIキーを削除で削除できます。
リージョンとアクセス許可
Amazon Bedrockでは、CloudPeekは、アカウントのデフォルトリージョンでBedrockがKimi K2.5を提供していればそのリージョンで、そうでなければ近くの固定のリージョンでKimi K2.5を呼び出します:
| アカウントのデフォルトリージョン | モデルの実行場所 |
|---|---|
us-east-1, us-east-2, us-west-2, eu-west-2, eu-north-1, ap-northeast-1, ap-south-1, ap-southeast-2, sa-east-1 | 同じリージョン |
その他の欧州(eu-)、中東(me-、il-)、アフリカ(af-)のリージョン | eu-north-1(ストックホルム) |
その他のap-northeast-およびap-east-リージョン | ap-northeast-1(東京) |
その他のap-south-リージョン | ap-south-1(ムンバイ) |
その他のアジアパシフィック(ap-)リージョン | ap-southeast-2(シドニー) |
その他のus-west-リージョン | us-west-2(オレゴン) |
その他の南米(sa-)リージョン | sa-east-1(サンパウロ) |
その他のリージョン(ca-central-1など) | us-east-1(バージニア北部) |
AWS中国(cn-)、AWS GovCloud (US)(us-gov-)、および分離されたリージョン | 利用不可:Anthropic APIを使ってください |
Moonshot AIのモデルはAWS Marketplaceで販売されていないため、モデルアクセスのリクエストも、ユースケースのフォームも、サブスクリプションも不要です。アカウントに必要なのはIAMのアクセス許可だけです。ただし、AWS Organizationsのサービスコントロールポリシーで拒否されることはあります。
CloudPeekのモデルだけを許可する
CloudPeekのポリシーは、Bedrockのすべてのモデルを許可します。CloudPeekが使うモデルだけを許可するには、CloudPeekステートメントからbedrock:InvokeModelを削除し、その後に次のステートメントを追加します:
{
"Sid": "CloudPeekBedrock",
"Effect": "Allow",
"Action": "bedrock:InvokeModel",
"Resource": "arn:aws:bedrock:*::foundation-model/moonshotai.kimi-k2.5"
}
AIウィジェットの登場前に設定した場合
ポリシーまたは許可セットにcloudwatch:ListMetricsとbedrock:InvokeModelを追加するか、はじめにから更新されたテンプレートをデプロイします。ListMetricsがないと、モデルは標準的なAWSのメトリクス名をもとに作成するため、独自のリソースではうまくいかないことが多くなります。
料金
- 1つのウィジェットに必要なモデルへのリクエストは、通常2〜3回です。Amazon Bedrockなら約1セント、Claude Sonnet 5.5なら数セントです。支払いは作成時の1回だけです。
- その後の更新にかかる費用は、ほかのウィジェットと同じです。料金を参照してください。
モデルが参照する情報
CloudPeekがモデルに次の情報を送るのは、生成をタップしたときだけです:
- あなたの説明。AIでウィジェットを変更する場合は、説明した変更内容とウィジェットの定義:タイトル、メトリクスとそのディメンション(リソース名が含まれる場合があります)、時間範囲やリージョンなどの設定
- アカウントのデフォルトリージョン
- モデルがアカウントで調べるメトリクスの名前とディメンション(関数名やキュー名などのリソース名が含まれる場合があります)。通常はデフォルトリージョンを調べますが、アカウントのどのリージョンでも調べることができます
- 作成した各ウィジェットについて、データが見つかったかどうか(見つからなかった場合は、時間範囲の開始日時)、またはCloudWatchが返したエラー
モデルがAWSの認証情報、メトリクスの値、ダッシュボードを見ることはありません。
- Amazon Bedrockは、上の表のリージョンで、あなた自身のAWSアカウント内で、AWSとの契約に基づいて実行されます。
- Anthropic APIは、あなたのAPIキーを使ってデバイスから情報を受け取り、AnthropicのプライバシーポリシーとAnthropicとの契約に基づいて取り扱います。初回の前に、CloudPeekがAnthropicと共有しますか?と確認し、許可をタップするまでは何も送信しません。
アクセス許可とセキュリティとプライバシーポリシーも参照してください。
うまくいかない場合
Bedrockのアクセス許可、リージョン、APIキーに関するメッセージや、モデルが読み込めるウィジェットを作成できなかったというメッセージについては、トラブルシューティング › AIウィジェットで説明しています。